とても待ち遠しいですね。
今年はどんな猟期になるのか、とてもワクワクしています。
猟期が目前に迫る今、私が狩猟に使用している道具を紹介してみようと思います。
今回は、3年目となる【罠猟】に関する道具を紹介します。
・私の「罠猟セット」
罠猟ではいつもこんな感じでカゴにまとめて「罠猟セット」を作っています。
罠を仕掛けに行くとき、見回りの時は「罠猟セット」を車に積み込んでいます。
「罠猟セット」の中身を順番に紹介します。
・くくりわな(弁当箱)
私は罠猟の中でも、主に「くくりわな」という罠を使います。「くくりわな」の中にもいくつか種類があり、私は「弁当箱」と呼ばれる形のものを使用しています。
自作する人もいますが、私は支給されているものを使っています。
・罠標識・看板
罠を仕掛けた際に必ず設置する必要があります。写真には注意喚起の看板のみが写っていますが、設置者の名前・連絡先・登録番号を記載した標識も「罠猟セット」に入っています。
・針金
手でも簡単に曲げられる細さの針金は、罠標識や看板を設置するのに使います。針金以外に、写真にはありませんがビニール紐を使う場合もあります。
・移植ごて
私が使う「弁当箱」は、設置場所を10cm程度“掘る”必要があります。そのために移植ごてを使用します。
・山菜堀り用移植ごて
移植ごてを使って“掘る”作業を行っていると、雑木の根っこが邪魔になる場合があります。その際にノコギリ状のもので簡単に根っこを切除するために使用します。昨年までは草刈り鎌を使っていたのですが、写真にある商品を発見したので今期からはこれを使用するつもりです。
・プライヤー
プライヤーは針金を切断したり、くくりわなのワイヤーのねじを締めたりする作業に使用します。
・ビニールのテープ(糊なし)
罠を仕掛けた後は、こまめに見回りをします。その際に罠を仕掛けた場所を見失うことのないように、ビニールテープを近くの雑木の枝などに巻き付けておきます。
蛍光色なので、しっかりと安全な距離から確認できます。
また、大型獣(イノシシ、二ホンジカ)などは、くくりわなにかかると罠を中心に数mの範囲で暴れていることが多いので、罠の近くの地面に1~2mの枯れ枝などを刺し、その先端にこのビニールテープを巻いておくと、罠に掛ったかどうかが遠目からでも確認できるのでとても便利です。
・土嚢袋、レジ袋
「罠猟セット」のカゴのまま、山を歩くのは大変なので、罠を仕掛ける場所にアタリを付けた後は、必要な道具を土嚢袋に入れて仕掛け場所までもっていきます。また“掘る”作業で出た土を入れておくためにもビニール袋を持ち歩きます。
(イノシシなどの匂いに敏感な動物は、地表付近の土と“掘る”作業で出た地中の土の匂いをかぎ分け、罠を看破すると聞いたことがあります。それを回避するためにも、ビニール袋で土を管理するようにしています。)
・ニトリルゴム手袋(粉なし)
手が土で汚れないように、また、イノシシなどを捕獲した際にできるだけ衛生的に初期処理ができるように食品衛生法に適合した使い捨ての手袋を持ち歩いています。私はいつも写真にある手袋を地元のワー〇マンで1箱1000円程度で購入しています。
以上が、私が罠猟で使う「罠猟セット」の道具です。
実際に狩猟鳥獣が掛った場合はこの他に止めさしのための銃、ナイフ、引き出し用のロープ等、色々必要になりますが、それは別の機会にお話ししようと思います。
今年の猟期も、安全第一で楽しもうと思います。